先日、近所のレコード店の袋を持った二人の男子が「レコードだけ見ていいですか?」と言って入って来た。イントネーションが変わっている。
しばらくすると「浅川マキ・・・じゃない、カルメン・マキはありますか?」という。
うーんと思ったが、確か・・・と思い、私が“エサ箱”を漁るとマキOZが2枚出て来た。ファーストと4枚目。見せると、「オーッ!これ(4枚目)見たことない!」で即売れた。
台北のレコード店の店長らしく、彼の町でも70年代モノが流行っているという。(アチャー)
そして、レコードをパッケージしているとカウンターの向こう側の彼らの視線が不自然に斜め上向きであることに気が付いた。こちら側から私が覗き込むと、田附勝の『KURAGARI』を見ている。
「田附さん、ご存知ですか?」
「アー知ってる、知ってる。見たことある(友人が持っているのを)」
先回の偶然/必然がこの日も続いた。その経緯を田附さんにメールすると、「あー嬉しい」。アメリカ、西海岸で個展を開いた実績を持つ彼。今回の作品も、台北で注目されている様子。何かが起こりそうで楽しみである。
『KURAGARI』は当店でも売っています。
見本もあります。
# by ihatobo | 2013-06-22 17:37 | ある日