ヨハン・クリスター・シュッツ
意外にエキサイティングな場面もあったが、極めてオーソドクスな弾き語りで心地よかった。
それに先立ち、2年程以前に知人のCMディレクターから今回の国内発売された『パッション』(04年)を借りて聞いていた。
彼のいうように70年代の米西海岸に突如現われた“アート・オブ・ティー”をすぐに連想した。
歌との距離感が似ているのだ。その主人公マイケル・フランクスは教師を辞めて、その後歌手生活を送っているのだが、そうした出自をこのヨハン・シュッツも踏んでいるのだろうか。
それにしてもマイケルがデビューしてから35年余り、いまだ歌い継がれている「アントニオソング」は、どのカバーでも良い。(第3作『タイガー・イン・ザ・レイン』所収79年)
ところで本作にも印象的なメッセージが記されている。
clouds are passing by / silent naked sufflering / I dress up with songs
単純といえば単純、どこかの踏襲だろうか?
山田太郎
by ihatobo | 2009-03-19 09:29 | どちらかといえば、新譜案内