『ビブリア古書堂の事件帖』三上延(メディアワークス 2018年)

 本シリーズが始まった際に、書店で見て紹介したのだったが、本書を読むと主人公がずいぶん増えており、人物紹介のページが設けられているものの、違う物語の感じが付きまとった。そして、ヒット・シリーズをコテ入れして、長く伸ばそうとする意図が見えて違和感を持った。

 終わりに、その言い訳締めたあとがきがあるが、どうもしっくり来ない。

 美しく賢い栞子と大輔の誠実な物語として、私は記憶しておこう。にしても、物語はオモシロイ。栞子と大輔に生まれた扉子も登場して、本にまつわる人情噺としてバツグン。謎解きも兼わっているし。


by ihatobo | 2019-01-11 09:22