『運命の歌のジグソーパズル』(加藤登紀子 朝日新聞出版 4月)

 私たちの若い時分(1967~71年)には、商業的な呼び名としてのフォーク・ソングがあり、英語の意味とは違う、ほぼ流行歌といっていい歌が、その名で呼ばれていた。

例えばマイク真木「バラが咲いた♪」長谷川きよし「別れのサンバ」の他、浅川マキ、三上寛といった名がすぐに思い浮かぶ。その中でもフォーク・クルセイダースの「帰ってきたヨッパライ」はラジオから1日に何度も流れたし、彼らの2作目「イムジン河」は、美しいバラードでアパートの部屋で私はギターを抱えて歌っていた。(恥ずかしい)

 そんな状況の中で、本書著者の「ひとり寝の小守唄」も聞いてはいたが、記憶では、もう少し古い歌謡だった。

 本書で知ったが、「ひとり寝の~」がコンクールで賞をとり、次々に異なるスタイルでシングルを出していた、ということから、そのうちのどれかが混じっているのかも知れない。

 しかし、この「ひとり寝の~」は元歌があり、その経緯は本書で詳しく語られているので、そちらを読んで下さい。本書タイトル通り、深く広いジグソーパズルが描かれている。私個人の記憶や経緯も様々に想い出られ、「あぁ、そうだったのか」というのが幾度もあった。

 また次回に、つづく。


[PR]

by ihatobo | 2018-07-27 10:05