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『コーヒーの世界史』(旦部 幸博 講談社 現代新書)

 本書、著者の前著『コーヒーの科学』は、新聞広告で知っていたが、そのうち図書館で探ってみよう、くらいの気持ちだった。その記憶があって、書店の新書コーナーで見つけ手に取ってみたら、どうもアレらしいということで、人に頼んで買った。

 コーヒー、とタイトルされていれば大概、手に取るのが私の常である。しかし、開いてみると大著である。コーヒーの「発生」から飲むにあたっての心構えまでが、ここに網羅されている。その心構えとは、歴史を知ること。それによってコーヒーの味が変わる、ということ。

 本書は、豊富な文献猟捕と歴史(世界史)を調べ上げ、それらを有機的に組み合わせた労作。

 関心のない方でも、読んで引き込まれます。面白い。


by ihatobo | 2017-11-10 09:38