『本屋になりたい』(宇田智子 筑摩書房)

 この本も、実は読み始めたばかり(五分の二)なのだが、実によく分かる。
 同じ事柄を幾度も幾度も重ねていって、徐々に実際の作業の現場に読者を立ち入らせる書き方も、「何を売ったらいいか」「どういう本が作りたいか」という自問自答もよく分かる。
 少ない現場体験だが、この「どういう本を作りたいのか」、は全くその通りで、結論を言うと自分がその制作に立ち合っている(五年半)のに、それを売りたいとしか実感できなかったし、逆に、その制作を仕切る立場に立った時は、出来上がった本を売りたいとは感じなかった。
 このことはCDの製作や、映画製作でも体験している。
 筆者は、本を支えているシステムの中で、学生の頃からアルバイトしていた書店が、入り口だったために、現在でも書店で働いている。
 それが事実だが、学校を卒業する際に制作側も選択肢に入っていたのに、そのままバイト先の書店に就職する。
 しかし、依頼して現在の沖縄の支店へ配属される。その二~三年の期間に、流されるようにして自ら書店の経営へと行き着く。
 だが、今は自分ひとり何から何までやらなければ「店というものは回らない」その焦燥はやってみないと、分からない。
 どの事業所でも同じだと思うが、責任者には責任がある。(笑)
 次回また、つづきを書きます。
 いいですよ、この本。
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by ihatobo | 2015-07-01 13:56