『文藝春秋 2月号』
私たちの兄もしくは、もう少し上の方々が、その青春~壮年時代を見聞した時代の実相が浮き出されていて共感しながら読んだ。親の兄や姉が、あの時に自満に語っていたことや失敗の原因などが各々に語られている。
とにかく、勢いがあるのが分かる。失敗も就成達成も輝いている。いとおしい。
要するに、憧れ、目標、希望のように<恋して>いれば、何がその対象であっても、何とか工夫してそれを手に取りたい、そういう風にヒトは出来ているのである。憧れや目標、希望と恋がなければ、墨を流されたような光景に囲まれてしまう(怖い)からだ。
それもまた、慣れてくれば温かいのだが、それはマルマユである。この時期、風邪をひいてしまう。
梅のつぼみもほころんでいる。恋だ、恋。
伊集院 静の本を巡る旅日記も連載されている。
by ihatobo | 2015-02-02 08:24