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「お知らせ」

いーはとーぼの店主で、夫の今沢裕が、3月11日に永眠しました。享年76歳でした。
49日の法要も無事済ませ、ほっとしている所です。
生前は、長い間お付き合い頂き、大変お世話になり、ありがとうございました。
あの階段を上がって来店された全てのお客様に、心から感謝申し上げます。
マスターのいないいーはとーぼは、とてもさみしいですが、これからも続けて参りますので、よろしくお願い申し上げます。
                    
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妻 今澤直子

# by ihatobo | 2026-05-01 09:37

『アメリカ紀行』千葉雅也 2022年文春文庫

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赤坂にある「双子のライオン堂」にやっと行けた。実に5年越しの願い。年中無休で店をやると、どこかに行くのは難しい。で、念願のライオン堂で手に入れたこちらの一冊を紹介します。

タイトル通りの4ヶ月間のアメリカ滞在記。201710月から20181月までなので、コロナ前の世界だ。私が最後に旅行に行ったのが、2018年の11月。パンデミックのあと、旅行は普通になったけれど、私の旅の記憶は2018年でストップしたまま。

それが良かったのか、ハーバード大学のライシャワー日本研究所に客員教授として滞在するという、知る由もない環境にも関わらず、スゥーと読み終えた。

著者が撮影した白黒の写真、食べ物が多いけれど、滞在場所の風景や部屋、参加したパーティー等が数ページ毎に挟まれている。写真も良かったけれど、食べたものについても、出会った人についても、著者の描写は印象的だった。

例えば――物静かで、何か途方もない諦めを通過した人のような印象を受けた。というか、まだ諦めのただなかにいるのか、もう通過してしまったのかがわからないような。――

無理にオチをつけたりしないで、余白をたくさん残す感じがスゥーと読み終えた理由かもしれない。

読みやすくはあるけれど、哲学的な部分はやはり難しくて分からなかった。

スゥーと読んでいるつもりが、いきなりガシッと捕まれて、深みに潜って行くような箇所もいくつもあった。豊かな読書体験でした。


# by ihatobo | 2024-07-21 11:23

『生きのびるための事務』坂口恭平/道草晴子・漫画 2024/05/016 マガジンハウス

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「きっと最後は上手くいく」が合い言葉。

 好きな事だけをして、ワクワク生きて行くのに必要な物はノート1冊だけ。ジム、という強力な相棒に導かれて、ノートに書かれた内容が実現してゆく人生が始まります。

坂口恭平さんの話はシンプルで、具体的。道草晴子さんの漫画も無駄が無く、グイグイと物語に引き込まれました。

いーはとーぼに置いてありますので、ぜひ手に取ってごらん下さい。

本を読んで自分の人生を振り返る。60年生きてきた私は、それが出来るようになりました。

悪くはないが、それほど上手くいかなかった私の人生。20歳の時は、挑戦をして、望んだものを手に入れたいと考えていたのですが、そうはなりませんでした。その原因は何だろう?何度も自分を責めてはがっかりしてきたのですが、あとがきを読んで、納得。

「好きのハードルが高い」

「すぐ金に結びつけようとする」

これだったのです!!

自分のやり方が少し分かってきても、お金に結びつかないのでやめてしまう。やめたのだから、それほど好きでもないのだわ、と自分を責める。思い出すと、無駄に苦しんでばかりで笑ってしまうのですが。

『生きのびるための事務』面白くて、役にたつ、オススメ本です!!

 


# by ihatobo | 2024-06-09 10:46