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スペイン、フレッシュ・サウンドが良い。

 近年評判のスペイン発、フレッシュ・サウンドの“ニュー・タレント”シリーズだが、06年の『デュエンド』を中古で買ってきた。
 本作はオーソトグスなピアノトリオだったが、ベースのエスペランサ・スパルディングが数曲でスキャットしている。
 このシリーズを見つけたのは02年のロバート・グラスパーの『ムード』を知った時で、彼は昨年米ブルーノートに新作を発表した。彼は各地域からバークリーに集う精鋭のひとりで、『ムード』ではスペシャル・サンクスにレオン・トーマス、ケニー・ギャレット、ニコラス・ペイトンらバークリー組ともいえる名がクレジットされている。

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by ihatobo | 2009-03-23 23:37 | どちらかといえば、新譜案内

ヨハン・クリスター・シュッツ

 昨秋神戸のプロダクション・デシネが招聘、製作したヨハン・クリスター・シュッツの日本ツアーの一夜を池の上のボブテイルで観た。
 意外にエキサイティングな場面もあったが、極めてオーソドクスな弾き語りで心地よかった。
 それに先立ち、2年程以前に知人のCMディレクターから今回の国内発売された『パッション』(04年)を借りて聞いていた。

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by ihatobo | 2009-03-19 09:29 | どちらかといえば、新譜案内

手に負えない本

社会学者の小熊英二さんの新著が出版されるとのことで昨年、彼にお話を伺った。02年に『<民主>と<愛国>』を出してから7年振りの新作。前著も1000ページ近い大著であったが、今回はそれを更に上回る。各巻1200ページで上下巻で2400ページになるという。

この束を(ページ数)を伝え聞くだけですでに“手に負えない”。しかし前著も私はその量でビビったが、彼の本は面白い。読みながら様々な記憶が浮かんできては、私にまで届いたあの事件や、あの言葉はそういうことだったんだという、自分の記憶と事実とのつき合わせと共に、私の社会認識、社会観といったものが整理されてゆく。それは自分の個人史を確立してくれるし、修正を迫られることもあるが、一種快感である。

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by ihatobo | 2009-03-02 16:04 | 本の紹介