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物耐ち #2

物耐ちが良いといえば、現行のチーズ&パンのフォーク、ナイフも一度も買い替えたり、足したりしていない。カウンター・仕切りに飾ってある鈴木コージに描いてもらった「コーヒー、テール、ジャズ」の看板絵も、ガッシュなので大部色褪せてきたがそのまま居座っている。コレは開店の年に彼が訪れて来、描くというので私が彩画堂へ走り、その場で指とチューブで描いたもので、3分くらいで仕上がった。代金を支払った覚えがないが、彼にはこの店の包装紙(商品袋)へ載せる絵とマッチの原画を依頼し、こちらは代価を支払った。

彼とはこの店の前に私が勤めていたレコード店の、やはり包装紙の仕事で知り合った。その店の看板も鈴木が造ったのだったが、ある日管理の不備を私が発見し私が保管していたのだったが、その後、鈴木の名が知れるようになると、彼らもその価値を知り、私はそれを返却したのだった。が、最近になってその件を先方に伝えると、覚えていないということだった。

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by ihatobo | 2008-05-26 14:21 | ある日

『あるゴダール伝』

タイトルにひかれて43才の詩人が書いた小説を読んだ。それはいわゆる“青春群像劇”で、「それが若かったからとは誰にもいわせない」という、作者の作品へ向かう決意が充満していた。

誰しもその青春の“勢い”を懐かしみ、「昔のスピードはどんなだったか」という来し方を振り返る年頃があり、中国古代の教えでは、それが40才ということになる。

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by ihatobo | 2008-05-15 10:01 | 本の紹介

『かくも長き不在』

ところで、記憶障害の男とその相手らしき女を扱った物語をもう一作紹介しておこう。こちらはその舞台が喫茶店(カフェ)である。

というのも喫茶店のお客様というのはごく少数の方々を除いて、大部分が店側には彼らの名や所属はもちろん、一切の“個人情報”は知らされていない。しかし、それにもかかわらずひとつのメニューや殊々かかっていたCD、本棚の本などが契機となって小さな共感が生まれる場面が往々にして起こる。しかし、その共感はスグにその場から消え失せ、二度ととり戻すことはできない。つまり、その場面は確かな事実として起きたことなのだが、それを証明できない。

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by ihatobo | 2008-05-11 18:31 | 本の紹介

イーハトーボの生産物と・・・

この店が始まる頃には私の関心は技術、実用書へと移り、そこで得た知識を実際の店の運営へとフィードバックさせながら、ひと区切りごとに、スタッフ間で共有できるフレーズ/仕切りを積み重ねてきた。

それ以前、私はレコード店に勤務しており、そこで商品のセレクトとその簡単な解説を担当していた。また、そのレコード店にはコーヒーが飲めるコーナーがあり、それまでの技術とやはり仕切り段取りを提供していた。さらに、その店の共同経営者のひとりが、レコード製作や出版を経ていて編集/企画作業も同時に業務にしており、少ない期間だったが、私もその作業を共有していた。

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by ihatobo | 2008-05-06 13:12 | 本の紹介

喫茶店でひと休み

喫茶店にその店のマッチが置いてあった頃は、そのマッチ棒で字を造り、頓智や引っ掛けを織り込んで、その時々の退屈を紛らわしたものだったが、いまもその遊びはあるのだろうか。

最近私が引っ掛かったのは初めに口から始まり、横に一を引いて日、もう一本引いて目、次に自、そのあとにといわれて首を書いたが、「横棒一本で」といわれつい百に直してしまった。その間に旦や亘があるでしょ、といった誘導するノイズが入っていたのだが、詳細は忘れてしまった。だが、ひとに試すと結構楽しい。

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by ihatobo | 2008-05-02 18:58 | ある日