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当店「文芸部員」紹介

『ボヴァリー夫人』、「清潔で、丁度よい明るさの場所」の両作品共、詳細に読んでゆく作業もあって、作品の背景にある作者の思想(ソーツ)を読んでゆけば、ココで紹介した二作品のように、作者の考えや想いが私たちに伝わってくるから、そこに焦点を当てれば、その意味でもこの作品は有益なものとなる。

その場合には、私たち自身に作品というものに対する考えや想いが蓄積されていなければ、その文やコトバや場面は共鳴を起こさない。登場人物とその活躍を描く筋を追ってゆく楽しさも、この場合の男の「身勝手」や女の「浅知恵」という私の考えや想いを念頭に置いておくと、より楽しくその先を読みたいという意欲が沸いてくる。それが読書の楽しさであり、共鳴が起きればそれは本とのカイワとなる。

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by ihatobo | 2008-04-21 13:00 | 本の紹介

ボヴァリー夫人

寂翏感に関しては、アーネスト・ヘミングウェイの初期短編にピタリそのままの内容を持った作品がある。「清潔で、丁度よい明るさの場所」(『勝者に報酬はない』所収)がそれで、この作品があって、喫茶店のような本を探し始め、あるいはそれを軸に店の本棚を読み直していったという経緯がある作品である。

それはさておき、男女の物語に戻ろう。

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by ihatobo | 2008-04-13 18:19 | 本の紹介