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卒業/就職(活動)の余白

喫茶店主の役職は、社会一般でいえば事業所、企業の総務部にほぼ相当する。総務は、事業所の賃貸契約、営繕、警備から社員の健康診断、社員食堂、旅行、冠婚葬祭などの福利厚生と人事を抱えている。私の店は縁がないが、事業所の資産運用、株主総会なども総務担当である。

時節柄この時季トカイには大勢の若者が集まってき、学生であれば例の、社会人であれば真当な新生活をスタートさせる。人事は忙しい。

そのうち何人かが私の店にもやってきて「アルバイトは募集していませんか?」と問い合わせてくる。希望した動機を尋ねるとその理由はともかく「勉強になるから」というようなことを半数以上がいう。この時私は心の内でここは学校ではないとつぶやく。あと、「余暇を有効に使いたい」「出逢いを求めて」も多い。

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by ihatobo | 2008-03-29 12:23 | ある日

小川洋子『博士の愛した数式』

私の関心の中心は仕事場である喫茶店なので、ひとつのいい方として、いわば「喫茶店のような本」を探し、ずっと読んできたのだ、ともいえる。

在学中から種々のアルバイトで生計を立ててきたが、その中心は飲食関係であり、その基本的な枠組みである保健・衛生に関する文や本にはやはり詳しい。その範囲での食材管理、調理も修得している。しかし、それらは喫茶店のための本であり、技術、実用書である。

私たちの店が始まった頃には、店の本棚にそうした実用書を置いている棚を持った店がたくさんあった。それらはいわゆる店主の趣味のための本も含まれていて、調理から始まり、その食材を得るための農・林・漁業や木工、河川工学など環境との経済を扱った技術・実用書で、いわゆるアウトドア本であった。

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by ihatobo | 2008-03-25 19:09 | 本の紹介

本の紹介#0

アルバム紹介の余白がどんどん増殖してゆくので、とりあえず喫茶店/賭事/ジャズの共通を何とかこじつけたところでひと区切りとし、店の本棚にある本の紹介コーナーを作りました。
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by ihatobo | 2008-03-25 18:30 | 本の紹介

「Kelly At Midnight」 / WYNTON KELLY

モンクの「ジャズは自由」は、そのジャズの形式をいい当てようとするものだったが、と同時に、ある形式が実際に機能を始めるとそこへ時間が介入せざるを得ないから、それはジャズという様式、つまりスタイルが実演されていることになり、もっと平板にいえばモンクがそこで演奏をしているということと同じことになるという内容を持っている。

そうした紆余曲折をもって「ジャズは自由」なのであり、コルトレーンが伝えたように、それを表現するには自らが実演/自由するしか方途がない。これはそのような文である。

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by ihatobo | 2008-03-02 15:00 | CDの紹介