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ある日

先日、宮澤賢治がらみのインタビューを受けた。賢治の書いたものを読んでいる者の話をききたいという。私に限ったことではないが、賢治の本は生前一冊が刊行されただけで、読んでいるといっても、私の場合もロシアの中学生が『カラマーゾフの兄弟』をダイジェストで読んでいるようなものである。

だから雑談にしかならないと断ったが、それでもいいという。しかし、相手は学生である。この時季論文の一部としての“フィールド・ワーク”でもあるらしい。で、少し頭を切り替えてはおいた。

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by ihatobo | 2008-01-20 02:26 | ある日

本棚の余白――置き放し/モノモチ

店の本棚には店名の由来というのか、賢治の全集と並んで30年間置き放しの本が何冊かある。別項でも触れたように、07年は絵本の年でもあり、ファンタジー、絵本、コミクスの類では『ゲド戦記』が輝きを放った。私は決して“物語好き”ではないのだが、J.R.トールキンの『指輪物語』(これは20年以上前に一度「前編」とクレジットされてアニメーション映画になった)と、いまはハズしてしまった『ナルニア国物語』などの映画化が相次ぎ、既に決済の終った心が騒いだ(一瞬もあった・笑)。

これらの物語本たちは、その後、自分の子供たちと再読する機会も巡って来て、私は一通りを読んでいる。それらの事情もあり『ゲド戦記』を子供たちと共に観にでかけた。映画はより一層複雑で、加えて端折る箇所も当然あり、決して快作とはいえなかったものの、何かを私は感じ取り、それが豊かなものなのか顧みる余裕はまだないけれど、強い印象を私に残した。

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by ihatobo | 2008-01-15 02:47 | ある日