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耳のフシギ

 私は「耳がいい」とよく人に言われる。“親バカ”も含めてピアノを習っていてもよく言われる。だが私はあまり実感したことがない。
 初めて聴く曲で「あっ、これいい」と一回聴いてすぐ気に入るCDもあれば、最初は「えーっ」って思っていても何回も聴いているうちに、いつのまにか自分の心の中にインプットされている、というような事があるからだ。
 CDで聴いた曲がTVで流れてたり、その逆もある。ほんの2~3秒の事でもすぐ分かる。
 それから、身近にいる人の声が偶然流れていたCDのvocalの人に似てたりする。私の知り合いがバンドをやっていて、そのvocalの声がSlalom Dame(06年)を出したジャンヌ・バリバールという人の声に似ていることが最近あった。この時はその知り合いの娘さんとCDを聴いていて「あっ、お母さん」といったという話を聞いた。
 もしかしたら私は本当に「耳がいい」のかも知れない。
                                          (木花香子)

 上記アルバムは仏ナイーブ制作。国内はP-VINE(PCD 17378)。
 ポルトガル、仏の映画「何も変えてはならない」(監督、ペドロ・コスタ、09年)に出演している、歌手・女優のジャンヌ・バリベールの第一作で‘06に制作。
 今年になって4年振りの第二作も準備しているという。前記映画はそのリハーサルや録音、彼女の日常を撮影したドキュメンタリー。
 映画を見逃したが、観てきた友人の好意でCDを借りて店で流している。とても良い。

by ihatobo | 2010-09-11 13:49 | ある日